豆の知識
珈琲道50年の『豆知識』をほんの少しご紹介。コーヒーを楽しむためのヒントが見つかるかもしれません。
豆の種類
アラビカ種とロブスター種
生豆の代表的な種類に『アラビカ種』と『ロブスター種』があります。 簡単に説明すると、アラビカ種は赤道付近の国で栽培される香りが高く芳醇で酸味が高い高級な豆。 でもその反面、酸化が早く風味や味わいに変化が出てしまいます。 それに対しロブスター種は、割合安価で酸化が遅く劣化しにくい特徴があります。 これらを珈琲店では8:2程度にブレンドすることが多いようです。
※見分けるポイント
『特に煎ってからに注目』 豆の中心に白い筋が見えている方がアラビカ種。ローストした時に中がよくハジけている証拠なんです。
焙煎の段階
浅煎り(アメリカン)→深入り(イタリアンロースト)
先にご説明した、生豆の種類にプラスして『煎り方』で、さらにコーヒーの味が変わります。 豆の写真で見比べてください。徐々に濃い黒(炭のよう)に変わります。
実は、煎った豆をそのままポリポリ食べることができます
飲むより前に、かじってみると違いは歴然!!苦みやローストの深さをストレートに感じられます。
挽き方と飲むタイミング
煎って1週間目くらいが飲み頃
煎った豆は、実はそのまま使いません。粗熱が取れて落ち着いた状態します。 専用の樽に1週間寝かせて挽きます。
※豆のままでも2〜3ヶ月すると酸化して油が浮いたツヤツヤの豆に。
淹れ方のオススメ
紙のフィルターで気軽に楽しんで
専門的なことを言うならサイフォンや、布の濾し器のネルドリップなどこだわりはつきませんが、 普通のご家庭でコーヒーを楽しくなら紙のフィルターで十分。
入れ方の手順
- 1人前スプーン1杯(12g前後)×2杯強を入れ
- 豆全体を濡らすようにお湯を回しながら注ぎます。
※豆が蒸されて膨らみます。 - 20秒ほど待ったら、全体がバランスよく混ざるように丸く注ぎ(3分の2程度)漉して落ちるのを待つ。
- 3の工程を2〜3回繰り返します。
- 出来上がったら、なるべく早めに飲む。
※酸味や雑味が出ないうちがベスト!!
ブラック以外の飲み方は?
朝はミルクを入れると胃に優しい
ブラックで飲むのが『コーヒー通』と思っていませんか? 実は、寝起きの胃にはミルクが良いのです。風味やバリエーションを楽しむ他にコーヒーの味わい方は様々。 カカオと同様に、起源は『薬』とされていたコーヒー豆。ここ数年は健康にも良いと見直されています。 当店では、妊婦さんの体にも優しいカフェインレスの豆も取り扱っております。 ぜひ、お問い合わせください。